国土交通省は3/22に公示地価を発表しました。住宅地、商業地ともに全国平均が16年ぶりに上昇に転
じたそうです。吹田市では3.5%、豊中市では4.4%上昇しています。都心の一等地は急激に上昇し
ているとのことです。
私が思うに都心の一等地(商業地)の急上昇は不動産リートといわれる不動産投資信託によるもので、投資家に説明しやすい一等地を買いあさっているためだと思います。先日もリートのプロフェッショナルの方の講演会に参加しましたが、特殊な要因があれば高くても説明できるといっていました。
特殊な要因とは例えば御堂筋に面している大規模な角地というようなものらしいです。このために2003
年にだいたい3500億円だった土地が2006年に5400億円にまで上昇しているものがあるとか。この
とき入札した人に話を聞くことができましたが、その人(会社)も約5150億円で入札して勝ったと思って
いたらさらに上手がいたと残念がっていました。桁違いすぎて感覚がよくわかりませんね。
さて、公示地価ですがこれは毎年1月1日時点での評価額で主に不動産鑑定士の人が国から依頼され
て評価したものを国土交通省土地鑑定委員会が発表しています。これ以外にも公的機関が発表する土
地の価格というものが3つあります。
まずは、今回の公示地価の補完的意味合いが強い「基準値標準価格」。公示地価は例えば吹田市では
6箇所、豊中市では5箇所しか評価されていませんので、あまりにも少なすぎるので都道府県がもっとた
くさんの地点の評価を発表するものです。評価する時点が7月1日で公示地価とは半年ずれます。
それから次に身近なのが、「固定資産税評価額」。これは市町村が発表し、固定資産税を払うときに計
算の基礎になります。また、不動産登記をするときに必要な登録免許税の計算にもつかいます。この評
価額は3年毎に見直しされ、公示地価のおよそ7割の価格になるといわれています。
最後に「相続税評価額」。国税局が毎年1月1日時点の評価額を発表し、相続税や贈与税の計算の基礎
になります。いわゆる路線価といわれるものです。公示地価の8割の価格になるといわれています。
こうしてみると見事に縦割り行政の一部分を感じることができるのではないでしょうか。一つの公的機関
が全てを丸ごと評価してそれを基に計算するようにしたら、年に何度も評価しなくてもいいのにね。そして
この違いをくだらない問題にするんですから。
現実には新聞の発表は過去のことで、価格の上昇はもっと進んでいます。不動産の購入を検討されてい
る人はぜひ土地の価格は上がっていることを認識してくださいね。