それは誰のミス?
先日、とある売買の決済の日のことです。
当方は購入者側の仲介をして、当日は住宅ローンの融資を受けて残りの代金を全額お支払いするという
ことで準備をしておりました。
予定時間より20分前ぐらいに金融機関に到着して待っていると、司法書士の先生がなにやら電話でやり
取りをしていました。
はじめてお会いする先生だったので、私のお客様の取引かどうかはわからずに聞いていると、相手業者
の関連会社と話している様子。
書類がどうのこうのと言っていて、まさか取引ができないなんてことはないだろうなぁと思っていました。
が、まさかが起きてしまいました。
売主さんのマンションというか購入するマンションにある権利が設定されていて、売買時にはその権利を
抹消しないと買主が購入できないのにそのための書類がない。
通常は司法書士が売主又は売主の担当業者と連絡をとりきちんと準備するのにそれが出来ていない。
日本最大手の仲介業者なのにどないなっているんやと思いました。
結局は担当者の配慮が足りなかったということになりますが、大手でもこういうことがあるんですね。
結局、その日には売買は完了できないので後日あらためてということになったんですが・・・。
そこで一つおかしなことを大手さんが売主に言っていました。
決済当日にはいろんな費用を精算するのですが、その中に固定資産税等の日割り計算するものがあり
ます。日割り計算ですから、引渡しが延びれば延びるほど売主が受け取る金額が減ります。わかります
よね。
それで決済日が延びたので、日割り計算した金額が減りますと売主に言っていたのです。
当たり前といえば当たり前のように思われるかもしれないのですが、おかしいと思ったのは日が延びる原
因を作ったのは仲介業者の準備不足であって売主の責任ではない(たぶん)のに、当然のように売主に
負担させたことです。
また、その日代金の決済は確かにできなかったのですが鍵の引渡しは行いました。
通常引渡しの日で日割り計算をするので、その日に鍵を受け取れば代金決済が後になっても日割り計
算の額は変らないのです。
例えば代金決済を先にして、引っ越すのに10日猶予を下さいという場合は、その10日後を基準に計算し
ます。
私は買主側の仲介業者なので、買主にとっては再度決済のために時間をとらないといけないということ
以外はデメリットがないため、なにもその場では言いませんでした。(ある意味偽善者?)
私が売主側の業者だったら、鍵の引渡しは当日できるので日割り計算の額は変らないと説明するか、そ
うでなければ延期された日数分の減少額は当方で負担しますと言います。(数千円です。)
売主さんのミスとしても、そのミスをさせた業者側のほうが責任が重いと思いますけど。
それが当たり前だと思いますが、いかがでしょうか?