生命保険のお話(その3)
前回は団体信用生命保険をとりあげましたが、団信は死亡もしくは高度障害状態(例えば両目を失明し
た場合)に保険金が支払われローンの返済が終了するというものです。最近はこれに加えてオプション
の保険が出てきました。最初に出てきたのがガン保険です。死亡しなくてもガンと診断されただけでロー
ンが全額保険で返済されるというものです。
診断基準や保険金支払いのルールは各社違うのでここでは2006年度に日経優秀製品・サービス賞を
受賞した三井住友銀行の三大疾病保障付住宅ローンの内容を簡単に見ていきます。先ほどのガンの場
合、初期のガンでも始めてガンと診断された場合住宅ローンの残高が0円になるそうです。初期のガン
は今の医療技術なら手術で完治できると聞きますがたとえ完治しても支払いは再開しません(当たり前
ですね)。
そして、三大疾病の残りの二つは脳卒中、急性心筋梗塞の場合は初めて診療を受けてから60日以上
所定の状態が継続したときに保険金が支払われて住宅ローンの残高が0円になるということです。(脳
卒中というのは正確な表現では無いと医者の友人が言っていた気がしますが・・・)。
このほかにも5つの重大慢性疾患の場合にローン返済の一部又は全額が保険で返済されるとのこと。ま
た症状を特定しない入院の保障もあります。サラリーマンの方より自営業の方のほうがありがたい保障
内容だと思います。(自営業の方には有給がありませんからね。)
三井住友銀行ではありませんが、他の銀行には失業したときにローンの返済が保険でできる失業保険
のようなものもあります。ただし、返済月数は限られていますので全額返済されるわけではありません。
全部返してくれるなら喜んで失業しますからね。
ともかく困ったときに助けてくれる保険はここ数年の間に本当にたくさんの銀行で採用されてきました。ほ
とんどが外資の保険会社によるもので、ニッチ部分の保険を開拓しようとした努力の賜物でしょう。私の
お客様もよくこのオプションの保険に加入されます。
一番の注意点を申し上げますと、団信は無料(銀行負担)ですが、このほかのオプションの保険は有料です。保険料は金利に含まれる場合もありますし、別途毎月の引き落としに加算されることもあります。
それから、ローン返済中はいつでも入れるものもあれば契約時(最初の借入時)だけに限定されるものもあります。後からよく考えると入っておくべきだったということの無いように注意してくださいね。そしてオプ
ションの保険に入ったら(入らなくてもですが)調子が悪いと思ったらできるだけ早めに病院に行きましょ
う。医者が診断してくれなければ保険の支払いが受けられませんので・・・。